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HTVを有人宇宙機に

HTVは見事に国際宇宙ステーションにドッキングしました。今回運ばれたのは日用品の補給のほか、NASAの実験装置と超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(SMILES)という船外実験プラットフォームに取り付けられる地球の大気を観測する装置です。
国際宇宙ステーションに物資を補給する各国の補給機にはロシアのプログレスとヨーロッパ宇宙機構のATVがあります。これらの補給期は小さなポートにしかドッキングできませんが、HTVはシャトルがドッキングする「ハーモニー」というモジュールについた大きな口径のポートにドッキングします。従って大きな実験装置を運ぶことが出来ます。
米国のスペース・シャトルは2010年に退役をする予定です。次世代宇宙機として計画されている「オリオン」は2015年に初飛行の予定。その間、大きな実験装置などの補給は毎年1回打ち上げられるHTVが担います。人間の往還はロシアのソユーズが担います。
補給を終えたHTVは大気圏に再突入して燃焼します。開発費と打ち上げ費を7回で平均すると250億円ほど。
ところでHTVには一気圧にたもたれた与圧部と真空になる非与圧部があります。この与圧部に再突入の際の耐熱装置を取り付ければ、有人宇宙機として使えるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
HTVの機体の開発は三菱重工が担当し、ランデブーまでの自動制御は三菱電機が担当しました。HTVが国際宇宙ステーションとランデブーする課程はほとんど自動で制御されます。人間を輸送するための安全性は十分確保されているように思えます
JAXAではこれまで、一部で宇宙と往還できる宇宙機の研究を小規模ですが続けていました(※)
HTVを有人機として利用する構想もすでにあるそうです。(S)
scn0907110137000-n1
(C)JAXA

(※)かつて「日本独自の有人宇宙船構想」という論文が宇宙開発事業団時代のWebに掲載されていましたが、JAXAに統合されてから、JAXA内検索でタイトルは出てきますが、ファイルが出てきません。

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